連載「スクリャービン:『神秘』の向こう側へ」のお知らせ

このたび、ピティナさまの「調査・研究」コーナーで、連載として「スクリャービン:『神秘』の向こう側へ」を掲載させていただくことになりました。博論などで多忙な時期を除いて、だいたい月1.5回くらいのペースで掲載させていただこうと目論んでおります。

アレクサーンドル・ニコラーエヴィチ・スクリャービンという作曲家は、とかく「神秘」という言葉と結び付けられがちです。もちろんその中には道理が通っている――なるほどこれは歴史的文脈に鑑みても本人の態度からしても「神秘」と呼ぶほかないような――連想もあれば、全く後世の後付けによって名付けられた「神秘」もあります。この連載では、スクリャービンの一次資料、伝記、研究、作品を縦横無尽に駆け回りながら、スクリャービンの実像をなるべく説得力のある形で提示しようと試みるものです。

今は記事が少ないですが、徐々に充実した記事が増えていく予定です。最初はスクリャービンの死後まもなく(1915〜16年頃)出版された伝記を見ながら、スクリャービンがどのように「神話化」されていったのかについて考えてみたいと思います。

頑張って書いてまいりますので、ついてきてくださいますと幸甚です。

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